海外在住者も注目の証券会社おすすめは?米国ETFを賢く積立投資!

誰でも資産運用をする時代になり、証券口座を持っている人も増えています。

特に日本では老後2000万問題も話題になり、自分で資産を増やそうという動きが見られます。

同時にグローバル時代でもありますが、海外在住者向けの証券会社はあるのでしょうか?

証券取引にはルールがあり、ルール違反をすると大事な資産を失いかねません!

今回は、海外在住者が安心して開設できるおすすめの証券会社を紹介します。

 

海外在住者も日本証券会社と取引できる?

海外在住者は、日本の国籍を保有していても日本の証券口座を持つことはできません。

日本国外で証券取引業務を行う為には、その国の証券監督官庁から許可を得なければなりません。

ところが、日本の証券会社はその許可を得ていません。

更に日本のインターネット取引に関する法整備がまだ不明確な為、法律上の問題を防ぐ為にも国外での取引を行っていません。

 

どんな人が日本の証券会社の口座を持てないのか?

日本非居住者は、証券口座開設ができないのがルールです。

では、「非居住者」とはどんな人が当てはまるのでしょうか?

所得税法には以下のように記載されています。

我が国の所得税法では、「居住者」とは、国内に「住所」を有し、または、現在まで引き続き1年以上「居所」を有する個人をいい、「居住者」以外の個人を「非居住者」と規定しています。

「住所」は、「個人の生活の本拠」をいい、「生活の本拠」かどうかは「客観的事実によって判定する」ことになります。

国税庁公式ウェブサイトから引用

 

既に持っている口座はどうなる?

海外移住の場合は、口座を閉鎖するのが一般的です。

証券会社によっては一定期間なら休眠口座にすることもできますが、運用できない口座を持っている意味はないので、閉鎖する人が多い傾向にあるようです。

帰国予定のある海外留学や赴任の場合は、休眠口座でも良いでしょう。

 

海外在住者は現地の証券会社で口座を開設できる?

日本の証券会社が国内のみの取引に限定しているのと同様に、他の国でも多くの証券会社はその国内でのみの取引を可能としています。

従って、その国から他の国への引っ越しや日本に帰国する際には、現地証券口座を閉鎖することになります。

永住しているなら現地の証券会社でも問題ありません。

またいつか他の国に引っ越す可能性があるなら、先を見越して海外でも取引可能な証券会社を選びましょう。

 

海海外在住者に人気の海外証券会社6社

海外在住者におすすめの証券口座6社を紹介します。

 

firstrade

ニューヨーク拠点のオンライン証券会社です。

メリット

・取引手数料無料

・口座維持費なし

・日本居住者でも開設可能

デメリット

・アメリカの銀行口座が必要

・日本語対応なし

・USドルのみ対応(円にするときは送金コストがかかる)

日本居住者でも開設可能ですが、アメリカの銀行口座が必要になります。

日本国内からアメリカの銀行口座が開設できる他のサービスと併用することで解決できます。

日本語対応はありませんが、日本でも利用者が多いのでネット検索で悩みを解決できる可能性が高いです。

 

Interactive Brokers

ニューヨーク拠点の証券会社です。

メリット

・株、暗号資産など商品が幅広い

・23種類の通貨に対応している

・日本語対応あり

・世界中で口座を利用できる

デメリット

・取引手数料がかかる

・10ドルの引き出し手数料がかかる(月1回無料)

手数料がかかるのは残念ですが、通貨の種類が豊富なのと日本語対応があるのは嬉しいですね。

世界120か国以上で利用可能。

海外在住者だけでなく、将来さらに他の国に行く可能性がある人、帰国予定の人にもおすすめです。

ただし手数料を抑える為にはかなりの金額を運用する必要があります。

初心者にはハードルが高い証券口座なので、資産運用の経験がある人向けと言えるでしょう。

 

TradeStation Global

Interactive Brokersと同じ証券会社ですが、やや異なるサービスを提供しています。

メリット

送金サービスWiseと紐づけられる

・Interactive BrokersのプラットフォームとTradeStation(マネックス証券の子会社)のプラットフォームが使える

デメリット

・日本居住者は開設不可

・口座開設時に最低1,000ドル入金

・入金から資金が利用可能になるまで7日程度かかる

・トレーディングツールがWindows PCのみ対応

日本居住者は口座開設不可です。

既に海外で生活している人や、移住予定がある人は検討してみると良いでしょう。

 

IG証券

ロンドンが本拠地の日本法人証券会社です。

メリット

・完全日本語対応

・多様な商品、銘柄を扱っている

デメリット

・CFD(差金決済取引)口座のため知識が必要

・6か月以上取引がないと口座維持手数料がかかる

メリットは魅力的ですが、資産運用上級者向けです。

 

Charles Schwab International

サンフランシスコが拠点の証券会社です。

メリット

・取引手数料無料

・口座維持手数料無料

デメリット

・アメリカの銀行口座が必要

・日本語対応なし

 

TD Ameritrade

アメリカ・ネブラスカが拠点のオンライン証券会社で、Charles Schwab Internationalのグループ会社です。

メリット

・取引手数料無料

・口座維持手数料無料

デメリット

・アメリカの銀行口座が必要

・英語のみ

中国、シンガポール、タイ、マレーシアでは現地法人での開設になるので、アメリカの銀行口座は必要ありません。

 

海外在住者が注目のおすすめ海外証券会社とは?

Tiger Brokersという2014年設立の中国の証券会社が今注目されています。

先に紹介したアメリカのInteractive Brokersに高く評価され、支援・協力を受けています。

 

おすすめ海外証券会社のメリット

Tiger Brokersのメリットを以下にまとめてみました。

・日本在住者も口座開設が可能

・米国株取引手数料が圧倒的に安い

・様々なキャッシュバック制度がある

では各メリットについて解説していきます。

 

日本在住者も口座開設が可能

日本在住者でも開設できるので、もし日本に帰国することになっても口座を手放さなくて良いのが安心です。

スマホからだと国籍選択の画面で「日本」が表示されないようです。

パソコンから手続きすることをおすすめします。

もし「日本」が見つけられなければ、チャットで問い合わせることで対応してくれるようです。

 

米国株取引手数料が圧倒的に安い

米国株取引手数料が2ドルと、圧倒的に安いです。

 

様々なキャッシュバック制度がある

Welcomeキャンペーンや月間キャッシュバック制度など、数多くのキャッシュバック制度があります。

キャッシュバックは自動では適用されず、手順を踏む必要があるのでご注意ください。

 

おすすめ海外証券会社のデメリット

次にTiger Brokersのデメリットについてまとめてみました。

・日本在住者の場合は海外送金手数料がかかる可能性がある

・日本株の取引きができない

・日本語対応が無い

各デメリットについて見ていきます。

 

日本在住者の場合は海外送金手数料がかかる可能性がある

2022年12月時点では、入金がUSD、SGD、HKD、AUD、NZD建てのみ可能です。

今後通貨が増える可能性はあるかもしれません。

海外送金サービスを利用するのもおすすめです。

 

日本株の取引きができない

選択肢が狭まるという意味ではデメリットかもしれませんが、負けやすい市場での取引はそもそも必要が無いのかもしれません。

 

日本語対応が無い

米国株情報を学ぶには英語は必須です。

投資家として成功するには、日本語で情報が得られる楽さを選ぶのではなく、成功する場所で投資をすることが大切です。

米国株に投資するのであれば、英語は絶対に必要になります。

 

口座開設手順

口座開設をするには、まずサインアップをする必要があります。

こちらのページを開くと、以下のような画面になります。

赤枠の「Register / Login 」から指示に従って口座開設をしましょう。

私はニュージーランドに住んでいる為、バウチャー特典がニュージーランドドルで表示されています。

口座開設で10NZドル(およそ6.3USドル)、ファンドの購入で30NZドル(およそ19USドル)のバウチャーがもらえます。

 

口座開設する際に必要なものは以下の通りです。

・身分証明書

・居住地住所の証明

・納税者番号

口座開設する際に必要な書類については、公式ウェブサイトのAccount Opening Documentsに詳しく紹介されています。

手順通りに進めれば、問題なく口座開設ができます。

公式ウェブサイトの口座開設手順にも詳しく解説されているので、参考にすると良いでしょう。

通常1~3営業日で口座開設できます。

 

海外在住者向け証券口座おすすめは?まとめ

海外在住者向けのおすすめ証券会社を紹介しました。

永住者はお住まいの国にも証券会社はあるので、現地の証券会社も検討してみてください。

海外在住でも資産運用は十分可能です。

むしろ日本の証券会社よりも自分に合っている証券会社があるかもしれません。

海外在住をチャンスにしましょう。

英語で投資をすることに不安がある人も多いと思いますが、投資で成功するなら英語は必須です。

また投資の基本は世界共通です。

どの証券会社にしても資産運用初心者の方は勉強しながら頑張りましょう。