

でも、以前のロックダウンから学べることがあるはずよ。
パニックに陥らないためにも、前回の復習をしておきましょう。

警戒レベル4に関しても政府のサイトに記載があるから、今のうちにチェックしておこう!
2020年8月19日、厚生大臣のクリス・ヒプキンス氏は、
現在、警戒レベル3となっているオークランドについて、
クラスターが発生したリッジズホテルの件について触れた上で、
現時点で実施されているレベル3の制限がクラスターを抑えることに役立っているとし、
直ちにレベル4(ロックダウン)に警戒レベルを上げる状況ではないと述べました。
ロックダウンとなると、市民一人ひとりの経済的負担も無視できないため、
極力レベル4への引き上げを避けるべきだという考えだと思われます。
日本も含めて、世界的に見ても、ロックダウンに関しては同じような流れですね。
しかし、オークランドにおける感染ケースの感染経路が判明しない限り、
ニュージーランドのコロナ情勢は油断を許さない状況です。
一市民として、いざロックダウンとなった時にパニックに陥らぬよう、
警戒レベル4に関して予習しておくことが肝要だと思います。
この記事では、仮にオークランド地域が警戒レベル4に引き上げとなった場合に、
市民の生活にどのような規制がかかるのか、
2020年3月時に実施されたロックダウンの状況を復習する形で、おさらいしておきたいと思います。
目次
ニュージーランドにおける警戒レベル4について



レベル3も同じようなスタンスだったけど、それがより強く制限されるような感じね。
警戒レベル4の規制内容について
レベル4については、主に以下のことが書かれています。
- 広範囲にわたって、集中的なコミュニティ間感染が起こっている状況
- 必要不可欠な外出を除いて、原則として自宅内に留まる
- 地域での安全な運動(ジョギング、散歩、サイクリング)は許可
- 旅行・移動は厳しく制限される(公共交通機関は特別な事情を除いて利用不可)
- すべての集会はキャンセルされ、すべての公共の場が閉鎖
- 市民の生活維持に必要不可欠な店舗(スーパー、薬局、医院、ガソリンスタンド等)を除いて、店舗・企業は閉鎖
- レストラン・カフェ・ジム等は「テイクアウトも含めて」営業不可
- 教育施設は閉鎖
- 医療サービスに優先順位が付けられる
警戒レベル3からレベル4への引き上げによって何が変化するか
2020年8月20日現在、オークランドは警戒レベル3の状態にあります。
当然のことながら、警戒レベル4というのは、レベル3を強化した規制になるので、
レベル3からレベル4への引き上げによって変化する内容に着目したほうが、
状況を整理しやすくなります。
※なお、レベル2とレベル3の規制内容の違いについては、以下の記事にまとめております。
レベル3からレベル4への引き上げによって変化する規制内容は、以下の通りです。
(黒字がレベル3の規制、赤字がレベル4の規制になります)
- カフェ・レストラン・バーはテイクアウト営業可→テイクアウトも含めて営業不可
- 学校は定員を定めた上で開校可→全教育機関が閉鎖
- 10人以下の結婚式・葬式・タンギハンガは可→全ての集会が不可(キャンセル)
- その他、外出や公共交通機関の利用がより厳しく制限される
こう見ると、生活維持・生命維持に関係しない殆どのアクティビティが制限されると考えて良いと思います。
外出は日用品の購入と近場での散歩のみ、
基本的には自宅内で待機することが求められます。
これらの措置は、ニュージーランド国内の感染を抑えるために重要ですが、
カフェやレストランなどの"必要不可欠でない"店舗の事業者等の経済的負担はもちろんのこと、
市民の精神的負担も絶大ですね...。
※本項で説明させていただいたレベル4の規制内容は、2020年8月20日時点のものになります。
実際にレベル4への引き上げが行われた場合には、今回記載した内容に変更が加えられる可能性もあるので、
ニュージーランド政府のコロナ対策ホームページなどで、最新の情報をご確認ください。
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ロックダウンに備えて一市民は何をすべきか ~前回のロックダウンに学んで~



でも、政府と小売業界が「スーパーは閉まらない」ことをCMで宣伝した効果もあって、そのパニックは数日で収まった感じね。
ロックダウンが実施されるようなら、また前回と同様、食料品等の買い溜めでスーパーが混雑することが想定されるわ。
不安は分かるけど、行列は避けて買い物したいところね。
繰り返しになりますが、
警戒レベルがレベル4に引き上げられた場合、
スーパーマーケットなどの生活に必要不可欠なお店を除いて、ほとんどのお店が閉鎖されます。
そのため、2020年3月のロックダウン開始時・開始直前には、
警戒レベル引き上げによってカフェやレストランに行けなくなることや、
食料品の安定的供給に対する不信感も相まって、
食品などの買い溜めを目的とした顧客で、スーパーマーケットに行列ができました。
当然のことながら、行列はそれ自体がクラスターとなる危険性を孕んでいるため、
感染対策の観点からも望ましくありません。
また、食料品の供給に関しても、国民全員が買い溜めに走るなどの状況にでもならない限り、
スーパーマーケットは今後も安定的に食品を販売提供することができます。
そのため、スーパーなどの利用は、混雑時間帯を避けて、
生活に必要十分な量の食材のみを購入されることをオススメします。
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まとめ
いかがでしたか?
警戒レベル4は、ロックダウン(都市封鎖)というその名にふさわしいくらい、
人々の生活と移動が厳しく制限されます。
お気に入りのレストランに行くこともできず、好きな服を買うためのショッピングも、
行きたかった人気スポットへの観光旅行も許可されません。
一市民としては、政府がレベル4への引き上げを決定しなければならないような感染状況にならないよう、
人との不要不急の接触を避け、手洗い等の消毒に協力し、マスクやフェイスマスク等の衛生面に気を使っていくことが重要でしょう。
市民間の協力で感染さえ抑えられれば、レベル4への引き上げは愚か、レベル2、レベル1への引き下げも期待できます。
以前の記事でも申し上げましたが、Unite for the RECOVERYです。
復興に向けて、ニュージーランドに住む全員で団結していきましょう!
Follow @marugotonz
またロックダウンになるのかなぁ。