オールブラックスとマオリオールブラックスの違いが気になったことはありませんか?
最近、オールブラックスとマオリオールブラックスを知ったという方も多いはず。
今回は、ニュージーランドを代表するこの2つのチームの違いを解説します!
マオリオールブラックスに選ばれる選手の条件や、独自のハカなど。
この記事を読み終える頃には、きっとマオリオールブラックスに詳しくなっているはずですよ!
目次
オールブラックスとマオリオールブラックス【人種の違い】
Tēnā rawa atu koe Ash.
You have served the Māori All Blacks with the utmost integrity. You have connected, supported & uplifted people along the way. Your legacy on this team is immense.
All the best in Japan 🖤 pic.twitter.com/yo4a4uXYSZ
— All Blacks (@AllBlacks) August 12, 2021
マオリオールブラックスは1910年に結成されました。
前身の「ニュージーランドネイティブス」は1888年からの歴史があります。
2012年6月1日、公式にマオリオールブラックスと名付けられました。
ここでは、マオリオールブラックスのマオリと選ばれる選手の条件について紹介します。
マオリとは?
マオリとは、元はポリネシアン地域を故郷とするニュージーランドの先住民族です。
船に乗って300年ほど前にニュージーランドに上陸し、今でも人口の15%を占めています。
顔や体にタトゥーを入れる習わしがあります。
余談ですが、大ヒットしたディズニーのモアナはマオリ族ですね。
作中には体中に入れ墨の入った仲間や、船に乗って移住する描写があります。
モアナと伝説の海のモデルはニュージーランドなどに住むマオリ族です。同国のことをマオリ語で「白く長い雲のたなびく地」という意味の"Aotearoa"と呼びます。 #NZ #マオリ #モアナ pic.twitter.com/VAhVZzvSlW
— 拓大ITS-留学・旅行系サークル- (@travelcircle1) March 10, 2017
現在、純粋なマオリ人は非常に少ないですが、その95%は北島に住んでいます。
幼児教育から高校教育まで、様々なところでマオリ語や文化が取り入れられています。
オールブラックスの黒いジャージやシルバーファーンなどのルーツは、マオリからきています。
オールブラックスのロゴの意味で解説をしましたが、シルバーファーンにもマオリならではの意味があります。
マオリオールブラックスになる条件とは?
マオリオールブラックスの選手になる条件は、マオリであることです。
そして、マオリオールブラックスに選ばれることは大変な名誉であるとされています。
選手になるには、純粋なマオリである必要はありません。
ニュージーランド協会のカウマトゥアと呼ばれる文化顧問が、選手のワカパパ(家系)を追跡調査します。
曽祖父など、血筋を遡って少しでもマオリ族の血を受け継いでいれば良いのです。
過去には、一見するとマオリに見えない選手も多くみられ、キャプテンも務めています。
これらはしばしば、人種差別と言われることもあります。
しかし、これは大きな間違いです。
マオリオールブラックスに選ばれることは、「誇り」でしかありません。
マオリオールブラックスは、マオリ族とニュージーランド人を背負って戦う戦士なのです。
オールブラックスとマオリオールブラックス【強さの違い】
Māori All Blacks with some mean mahi today 💪🏽🏋🏾#MABvMSM pic.twitter.com/riML54HTRc
— All Blacks (@AllBlacks) June 28, 2021
オールブラックスとマオリオールブラックスでは、どちらが強いのでしょうか?
それはもちろん、オールブラックスの方が強いと言えます。
ニュージーランド国籍であれば、オールブラックスに入ることができる為です。
日本チームも純日本人だけで構成されていれば、きっとベスト8にはならなかったでしょう。
キャプテンのリーチマイケルはニュージーランド出身で、日本を引っ張っていってくれました。
才能ある人材に門戸が開けている分、強力なチーム編成になると言わざるを得ません。
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しかし決してマオリオールブラックスが弱い、というわけではありません。
マオリオールブラックスは勝率90%を超えるチームです。
世界ランクにしたら、およそ6位か7位くらいの実力チームと言われています。
過去100年の対戦成績を見てもわかるように、日本は一度もマオリオールブラックスに勝利していません。
ただの部族代表チームではないということは、間違いありませんね。
オールブラックスとマオリオールブラックス【ハカの違い】
Sunshine, rain, media. Today‘s Māori All Blacks training had a bit of everything 🤷🏽♂️#MABvMSM pic.twitter.com/Zy3NvvuMJ1
— All Blacks (@AllBlacks) June 29, 2021
ハカは、マオリ族の戦士が戦いの前に相手を威嚇する為にする踊りのことです。
ハカの動画では、オールブラックスの2種類のハカ動画を紹介しましたが、マオリオールブラックスも試合前にハカを踊ります。
マオリオールブラックスはオールブラックスとは異なる独自のハカ「ティマタンガ (Timatanga)」があります。
また、これらのハカで「リード」を務めているのは基本的にマオリ族の血族の者です。
ハカは「リード」役の人が先導して声を出し、「コーラス」をその他の選手で務めています。
日本W杯では、歴代人気キャプテンの1人キアラン・リードではなく、TJ・ペレナレがリードしましたね。
TJ・ペレナレも、もちろんマオリの血筋を引いています。
オールブラックス兼マオリオールブラックスの選手は?試合日程も紹介!
Maori All Blacks seals the victory after a late fight back from Samoa pic.twitter.com/6Yx4YVJNGH
— Ultimate Rugby (@ultimaterugby) July 3, 2021
2022年現在、オールブラックスで活躍しているマオリオールブラックスの選手もいます。
それは、以下の6人です。
- ブラッド・ウェバー
- リーコ・イオアネ
- ショーン・メイトランド
- ダミアン・マッケンジー
- ジョー・ムーディ
- コーディー・テイラー
- アキラ・イオアネ
いずれも、オールブラックス2022メンバーで紹介していますのでここでは割愛しますが、今後オールブラックスのハカでリードを務めるかもしれませんね!
是非注目していきましょう。
マオリオールブラックスの公式試合は以下の2試合です。
Māori All Blacks v Ireland 2022 | |||
6月29日(水) | 13:05 | vsアイルランド | FMGスタジアム(ハミルトン) |
7月12日(木) | 13:05 | vsアイルランド | スカイタジアム(ウエリントン) |
オールブラックスの試合はWOWOWでの視聴が可能ですよ。
\オールブラックスの試合を視聴!/
マオリオールブラックスの活躍はもちろん、「ティマタンガ (Timatanga)」も見どころですね!
オールブラックスとマオリオールブラックス違い!まとめ
PREVIEW | Get the lowdown on the game that will bring the curtain down on New Zealand's fifteens season - Māori All Blacks v Moana Pasifika.
READ ➡️ https://t.co/XFRrwueMtF
The match preview is brought to you by @SKYNZ. pic.twitter.com/PYGlzYGZGk
— All Blacks (@AllBlacks) December 4, 2020
オールブラックスとマオリオールブラックスの違いを解説しました!
オールブラックスとの大きな違いは人種であるということ。
マオリオールブラックスの誇りや、ハカまで、しっかりと紹介出来たと思います。
マオリオールブラックスは6月29日と7月12日に試合を控えています。
是非オールブラックスと共にそちらもチェックし、マオリオールブラックスを応援しましょう!