オールブラックスの歴代スタンドオフ、人気のメンバーを調査しました。
スタンドオフといえば、背番号10番を与えられるとても大切なポジションです。
スクラムハーフから最初のパスを受け、キック、パス、走るなど俊敏な判断力が求められます。
チームの司令塔として、攻撃を指揮する役割も担っています。
まさにゲームを支配する中心人物!
オールブラックスの歴代スタンドオフを任されてきたのは、どんなメンバーだったのでしょうか?
オールブラックスのスタンドオフ2023年は?
得点王は191点をその右足で叩き出しました。前季の得点王はボーデンバレットでしたがその得点差は60点差以上でマッケンジーに軍配。どれだけの貢献か!この小さな巨人は。 pic.twitter.com/RtUWZYFYg1
— あここ (@kUCKWjXFQFF1FUE) May 30, 2022
まずは、2023年のニュージーランド代表に選ばれたスタンドオフをチェックしておきましょう!
2023年のオールブラックススタンドオフは、以下の3人です。
・リッチー・モウンガ
・スティーヴン・ペロフェタ
新人のスティーブン・ペロフェタ含め、全員が一目置かれる選手ですね!
注目なのは2016年・2017年の2年連続で、年間最優秀選手賞に選ばれたボーデンバレット!
フルバックの歴代レジェンドでも紹介しましたが、スタンドオフでも大活躍です。
トライもするし得点もいれるし、リードもできてサポートもできる!
こんなスーパーマン、今までのオールブラックスにいたでしょうか?
2023年、自身の持つ数々のレコードを全て更新してくれるだろうと期待されています。
オールブラックス歴代スタンドオフ1試合中の得点数
今日撮った写真を見返してたけど、ボーデン様が、美しすぎて惚れ惚れしちゃう…。カッコいいという言葉より、美しいが似合う…。#サントリーサンゴリアス #ボーデンバレット 選手 pic.twitter.com/BJWEE0k7zQ
— ランブル🏉 (@ocLAVETA2011) May 23, 2021
1試合中に高得点を入れ、チームを勝利に導いたレジェンド達を紹介します。
List of New Zealand national rugby union team player recordsを参考にしています。
サイモン・カルヘイン(Simon Culhane) 45点
サイモン・カルヘインは、1995年のW杯の時に27歳で国際テストデビューを果たしました。
オールブラックスのスタンドオフとして6キャップを獲得し、最高得点は45点!
これは未だ誰にも破られていません。
この最高得点を記録したのは、オールブラックスと日本との過去100年の戦歴で紹介した試合です。
145-17での歴史的圧勝!
日本にとっては苦い記録ですが、オールブラックスにとっては最大の勝利マージンです!
OTD 25 years ago ⏪
Simon Culhane scored a record 45 points in @AllBlacks' 145-17 win against Japan pic.twitter.com/8m4sgI7gqG
— Rugby World Cup (@rugbyworldcup) June 4, 2020
トニー・ブラウン(Tony Eion Brown) 36点
トニー・ブラウンは、1999年~2001年をオールブラックスに選出。
18キャップ、5トライ、通算171得点をあげています。
1999年10月のイタリア戦で36点を獲得し、さらに他にも数々の試合で高得点を記録しています!
2000年6月のトンガ戦では32点、2001年6月のサモア戦では30点をあげています!
こんな選手、他に居ません!
残念なのは、同世代にアンドリュー・マーティンズ、カルロス・スペンサーの世界的なスター選手がいたこと。
オールブラックスへの定着が叶わず、その活躍が埋もれてしまいました。
「時代が違えば一時代を築いただろう」と公式に評されるほどの名選手です!
Highlanders assistant coach Clarke Dermody is unsurprisingly backing the judgement of former All Blacks pivot Tony Brown when it comes to selecting who runs the cutter at No 10 👀 #SuperRugbyPacific #HIGvFOR pic.twitter.com/KUcNUzh1rI
— RugbyPass (@RugbyPass) May 11, 2022
カルロス・スペンサー(Carlos Spencer) 33点
「キング」の愛称で親しまれた天才ラガーのカルロス・スペンサー。
オールブラックスとして35キャップ。
この少ない出場回数のなかで、通算291ポイント、通算14トライをあげました!
カルロス・スペンサーのパスは精密機器のように正確で、天才と謳われます。
その才能を世界が認めるきっかけとなったのは、2003年のW杯。
変幻自在なパスをWTB陣に供給し、それに合わせた攻撃編成は無敵で、世界が沸きました!
リスペクトする選手の一人として、多くの選手がカルロス・スペンサーに憧れています。
2003年W杯での活躍は今でも頭に焼き付いてる!!
オールブラックス最高のスタンドオフの1人‼️
カルロススペンサー!!
緊張で心臓止まるかと思ったww#オールブラックス #AllBlacks 2003 #Rugby #CarlosSpencer pic.twitter.com/8y8R9djYY4— まぁし (@marcy_ady) September 9, 2017
アンドリュー・マーテンズ(Andrew Mehrtens) 33点
祖父がオールブラックス、父もU-23のオールブラックス、という超エリートです!
これまで何人のディフェンスが、アンドリュー・マーテンズを警戒してきたことでしょうか。
ギリギリまでディフェンスを引きつけてからの、ウイングまでの長距離キックとパス。
かと思えば、1回パスダミーを入れ、キックやランを選択するプレーも得意でした。
マーテンズが司令塔として活躍する試合は、正にだまし合い。
カルロス・スペンサーとアンドリュー・マーテンズのそろったオールブラックスは、無敵として恐れられていました。
50: A first-five with quick feet, a quick wit, and a booming kick, Andrew Mehrtens scored 163 points over 2 World Cup campaigns, including 3 drop kicks, and came oh so close to a fourth in the heartbreaking 1995 final. #RWC2019 #allblacks pic.twitter.com/NxCFJXoPzt
— All Blacks (@allblacksrugby) July 31, 2019
オールブラックス歴代スタンドオフ通算得点
オールブラックス歴代得点ランキング👟🏉🏆
1.ダン・カーター
2.アンドリュー・マーテンズ
3.ボーデン・バレット
4.グラント・フォックス
5.アーロン・クルーデン#JEK @AllBlacks @allblacks_jp pic.twitter.com/4VFTk1kvpI— Japan Elite Kicking 🇯🇵 #JEK (@JekOfficial) January 12, 2021
スタンドオフの通算得点ランキング、ベスト5は以下の通りです。
ベスト2:967点 アンドリュー・マーテンズ
ベスト3:703点 ボーデン・バレット
ベスト4:645点 グラント・フォックス
ベスト5:322点 アーロン・クルーデン
ボーデン・バレット、本当どこにでも名前が出てきますよね。
むしろ何が出来ないのかを知りたくなってきました。
ダン・カーター(Daniel William Carter ONZM)
1598点て!
長短のパス、ラン、タックル、キック、全てが正確。
ゲームコントロールにも秀でた、世界最高のスタンドオフ、ダン・カーター!
キャップ数も112を記録、テストマッチ個人通算得点数歴代最多記録保持しています。
1試合中の獲得得点も最高33点で、アンドリュー・マーテンズに並んでいます。
年間最優秀選手賞は5回ノミネートされ、3回受賞しました。
2003年の初出場から4大会のW杯に出場。
歴代人気キャプテンのリッチー・マコウを支え、2連覇を果たした、神レベルのSOです。
こんなに凄い実力の持ち主ですが、著書の自伝は自身の失敗談など盛り込まれた謙遜した内容。
性格も完璧、顔もイケメン、スタイル抜群、ダン・カーターしか勝たん。
#ラグビーワールドカップ2019 日本大会が20日、開幕します。元ニュージーランド代表で、トップリーグ神戸製鋼のスタンドオフでもあるダン・カーター選手が神戸新聞社のインタビューに応じました。決勝トーナメント進出を目指す日本代表にエールを送りました https://t.co/MIkHPQ61eM#BRAVEを届けよう pic.twitter.com/TPMcCUkpvH
— 神戸新聞映像写真部 (@kobenp_photo) September 19, 2019
グラント・フォックス(Grant Fox)
グラント・ジェームス・フォックスは、1987年に初開催のW杯で優勝した時のメンバーです!
まさにレジェンドというわけですね。
ゴールキックのパイオニアと評されており、その技術は今なお世界のキッカーに採用されています。
ラガーとしては比較的低身長でしたが、その技術と経験でハンデをものともしませんでした。
当時は、「グラント・フォックスがトライを獲得できないということはない」と評されています。
1995年、ラグビーへの貢献が評されて、大英帝国勲章のメンバーに任命されました。
STORY | Former greats would still match up in the modern game - Grant Fox.
READ ➡️ https://t.co/Y84oP1r6UV pic.twitter.com/GacWK9Q1Ay
— All Blacks (@AllBlacks) March 23, 2021
アーロン・クルーデン(Aaron Cruden)
アーロン・クルーデンは2011年ラグビーワールドカップでウェブ・エリス・カップを掲げた一人。
2010年から2017年まで、オールブラックスで50キャップを獲得しました。
19歳の時に発症した癌を克服した、マオリの戦士です。
今は日本のコベルコ神戸スティーラーズで、SOとして活躍してくれています!
正確なパス、俊敏なラン、高度なロングキック、全てにため息がでてしまう凄さです。
まとめ動画がありましたので、アーロン・クルーデンの凄さを是非ご確認下さい。
オールブラックス歴代スタンドオフまとめ

オールブラックスの歴代スタンドオフを調査しました。
スタンドオフはチームの司令塔として、勝敗に大きく関わる重要なポジションです。
さすが!歴代のオールブラックススタンドオフは全くレベルが違いましたね!
個人的にはボーデンバレットが、さらなるレコード更新してくれることが楽しみです。
これからもオールブラックスの活躍に目が離せませんね!

海外ラグビーも、WOWOW
なら日本での視聴が可能だにゃ!