オールブラックスと日本の過去の対戦成績を確認していきましょう!
圧倒的な強さでラグビー界の王者の席を争うニュージーランド代表・オールブラックス。
日本との交流も長く、過去をたどるとなんと1930年代からの歴史がありました!
2022年のテストマッチ・2023年のW杯を前に、日本とニュージーランドの対戦成績を確認しましょう。
これからの試合観戦が、もっと楽しくなること間違いありません!
目次
オールブラックスと日本の対戦成績の過去1930~1969

2022年テストマッチの日程も発表され、2023年W杯の日程も発表されました。
もっともっとオールブラックスとラグビーを楽しむ為に、日本との過去の歴史も確認しましょう!
ニュージーランドと日本は、ラグビー協会発足当初から交流を続けています。
主にニュージーランド大学選抜選手との対戦が多かったようです。
開催日 | 大会名 | 対戦相手 | JPN - NZ | 勝敗 |
1936/02/09 | NZ大学選抜第1回来日第5戦 | ニュージーランド大学選抜 | 8 - 16 | ● |
1958/02/16 | NZ大学選抜第1回来日第7戦 | ニュージーランド大学選抜 | 9 - 9 | ● |
1958/03/02 | NZ代表コルツ(U23)第1回来日第3戦 | NZ代表コルツ(U23) | 3 - 34 | ● |
1958/03/09 | NZ代表コルツ(U23)第1回来日第5戦 | NZ代表コルツ(U23) | 6 - 32 | ● |
1958/03/23 | NZ大学選抜第2回来日第5戦 | NZ代表コルツ(U23) | 3 - 56 | ● |
1967/03/21 | NZ大学選抜第2回来日第9戦 | ニュージーランド大学選抜 | 3 - 19 | ● |
1968/06/03 | NZ遠征1968第8戦 | ニュージーランド大学選抜 | 8 - 55 | ● |
1968/06/08 | NZ遠征1968第10戦 | ジュニア・オールブラックス | 23 - 19 | ○ |
『NZ代表コルツ』というのは、オールブラックスの前身です。
1930年に発足した日本ラグビー。
すでに30年以上の経験があるラグビー先進国ニュージーランドには、全く歯が立ちませんでした。
記念すべき初勝利は、遠征先でのオールブラックス・ジュニアとの対戦です!
王者ニュージーランドに全く注目されていなかった日本の快進撃に、世界が感嘆しました。
当時、ウィングとして4トライをマーク、チームを勝利へ導いた坂田好弘は次のように言っています。
「我々のときは、相手との圧倒的な力の差があった。攻撃では当たらない、抜いていきたい、接触するプレーはできるだけしたくない。だから個人技を磨く必要があったんです。個人の技術は非常に高いものを持っていました。パスの技術にしろ、抜く技術にしろね。そして、エキストラマンを攻撃ラインに入れて、相手と当たらないでゲインラインを抜くようなプレーをたくさん持っていた。スクラムは組んだ瞬間にはボールが出ている。ラインアウトも、(世界で初めて)ショートラインアウトを使って、並んだ瞬間にボールを投入していた。相手が混乱しているうちにボールを取るようなプレーをしていました。」
引用元:THE ANSWER
相手を翻弄するこの戦略は名将・大西鐵之祐監督が考案しました。
分度器を駆使して、ランニング角度を徹底的に分析・研究した戦略です。
この歴史的勝利は、”大西マジック”として、今もなお語り継がれています。
オールブラックスと日本の対戦成績の過去1970~1982

”大西マジック”で歴史的勝利を収めたものの、ニュージーランドはやはり強い。
日本代表はなかなか勝てず、ニュージーランド大学選抜チームに苦戦を強いられていました。
開催日 | 大会名 | 対戦相手 | JPN - NZ | 勝敗 |
1970/03/08 | NZ大学選抜第3回来日第3戦 | ニュージーランド大学選抜 | 6 - 16 | ● |
1970/03/15 | NZ大学選抜第3回来日第5戦 | ニュージーランド大学選抜 | 14 - 28 | ● |
1970/03/29 | 3国対抗(NZU・カナダBC.・日本)第3戦 | ニュージーランド大学選抜 | 14 - 46 | ● |
1974/05/12 | NZ遠征1974第7戦 | ニュージーランド大学選抜 | 31 - 40 | ● |
1974/05/19 | NZ遠征1974第9戦 | ジュニア・オールブラックス | 31 - 55 | ● |
1974/05/26 | NZ遠征1974第11戦 | ニュージーランド大学選抜 | 24 - 21 | ○ |
1976/03/28 | NZ大学選抜第4回来日第4試合 | ニュージーランド大学選抜 | 6 - 45 | ● |
1980/03/30 | NZ大学選抜第5回来日第4戦 | ニュージーランド大学選抜 | 25 - 25 | ー |
1982/05/16 | NZ遠征1982第6戦 | ニュージーランド大学選抜 | 20 - 35 | ● |
1982/05/30 | NZ遠征1982第10戦 | ニュージーランド大学選抜 | 6 - 22 | ● |
1982/09/26 | 3国対抗(イングランド学生代表第1回・NZ大学選抜第6回来日)第10戦 | ニュージーランド大学選抜 | 31 - 15 | ○ |
1974年のNZ遠征1974第11戦では、念願のニュージーランド大学選抜チームに勝利します。
1980年は辛抱強いスクラムトライが決め手となって引き分けに!
1982年の3国対抗(イングランド学生代表第1回・NZ大学選抜第6回来日)第10戦では、日本はイングランド学生代表チームに大敗していました。
その後10日間で持ち直し、結果、ニュージーランドの力を上回る、走るラグビーで勝利します!
少しずつではありますが、日本も確実に力をつけ、方向性が定まってきたと言えます。
オールブラックスと日本の対戦成績の過去1983~2021

日本ラグビーが世界に認知され、1987年第一回ラグビーワールドカップに招致されます!
それをきっかけに、ついに王者・オールブラックスとの試合も設けられ始めました。
開催日 | 大会名 | 対戦相手 | JPN - NZ | 勝敗 |
1987/10/25 | NZ代表オールブラックス第1回来日第2戦 | オールブラックス | 0 - 74 | ● |
1987/11/01 | NZ代表オールブラックス第1回来日第4戦 | オールブラックス | 4 - 106 | ● |
1995/06/04 | ラグビーワールドカップ1995 第3戦 | オールブラックス | 17 - 145 | ● |
2006/06/24 | 第1回IRBパシフィック・ネーションズカップ2006 | ジュニア・オールブラックス | 3 - 51 | ● |
2008/06/28 | 第3回IRBパシフィック・ネーションズカップ2008第4戦 | マオリ・オールブラックス | 22 - 65 | ● |
2009/06/23 | 第4回IRBパシフィック・ネーションズカップ2009第2戦 | ジュニア・オールブラックス | 21 - 52 | ● |
2011/09/16 | ラグビーワールドカップ2011 第2戦 | オールブラックス | 7 - 83 | ● |
2013/11/02 | リポビタンDチャレンジカップ2013 | オールブラックス | 6 - 54 | ● |
2018/11/03 | リポビタンDチャレンジカップ2018 | オールブラックス | 31 - 69 | ● |
ご覧の通り、日本はオールブラックスに1戦も勝利したことがありません!
本当にオールブラックスは強いですね。
特に1987年、1995年には100点以上の失点により、ボロ負け、歴史的大敗とされています。
これは、いまいちラグビー人気の高まらない日本の若手育成不足によるものだと言われています。
発祥からずっと世界一を目指してプロ育成をしていたニュージーランド。
今のオールブラックスの不動の人気や実力は、長い期間をかけた研究と努力によるものですね。
2022年のオールブラックスメンバー42人もとっても個性的で、世界も認める強者揃いです。
2022年も2023年W杯もぜひ、彼らの実力と華麗なプレイをチェックしてみて下さいね。

オールブラックスと日本の対戦成績の過去まとめ

オールブラックスと日本の過去の対戦成績をまとめました!
オールブラックスと日本の過去の歴史が、対戦成績から読み取れたのではないでしょうか。
オールブラックスに勝利したことはありませんが、日本は着実に実力を付けているのも確かです!
2019年のW杯ではベスト8に輝き、ラグビー人気が一気に高まりました。
近い将来、オールブラックスから1勝取れる日も来るはずです。
これからもオールブラックス・日本代表、一緒に応援していきたいと思います!
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