今回の記事では、オールブラックスの歴代フルバックを調査しました。
フルバックといえば、守備力(タックル)、攻撃力(キック)、突破力(足の速さ)が求められる「チームの最後の砦」と言われるポジションです。
広いエリアをカバーして相手の攻撃からボールをキャッチし、味方に繋がなければなりません。
高い技術を兼ね揃えたチームの要となるスーパーマンです!
そんなフルバックの歴代レジェンド達を調査しました!
ただでさえハイレベルなオールブラックスのフルバック。
一体どんな選手がチームを守っていたのか、こちらの記事を見れば一目瞭然です!
目次
オールブラックスフルバック歴代通算出場試合数(キャップ)
【オールブラックス、ボーデン・バレット選手インタビュー】「とんこつラーメンが大好きで、今回も日本に来てすぐに食べに行ってしまいました(苦笑)。日本食は大好きなので、今日はランチで寿司を食べました」https://t.co/18OCxQOvIp #RWC2019 #AllBlacks #ボーデンバレット #CreatorsUnite pic.twitter.com/TBO8HiGvf5
— 楕円球LOVE! (@daenkyu_love) September 25, 2019
オールブラックスの歴代フルバックの中で、最もキャップの獲得数が多い選手は誰なのでしょうか?
オールブラックスで100キャップ以上を達成している選手は、わずか11人です!
せっかくなので、その選手11人をランキング順で紹介しますね。
順位 | 名前 | ポジション | 期間 | キャップ |
1 | リッチー・マコウ | フランカー | 2001-2015 | 148 |
2 | ケヴェン・メアラム | フッカー | 2002-2015 | 132 |
2 | サム・ホワイトロック | ロック | 2010- | 132 |
3 | キーラン・リード | ナンバー8 | 2008-2019 | 127 |
4 | トニー・ウッドコック | プロップ | 2002-2015 | 118 |
5 | ダン・カーター | フライハーフ | 2003-2015 | 112 |
6 | オーウェン・フランクス | プロップ | 2009-2019 | 106 |
7 | マア・ノヌー | センター | 2003-2015 | 103 |
8 | アーロン・スミス | スクラムハーフ | 2012- | 102 |
8 | ボーデン・バレット | フルバック | 2012- | 101 |
9 | ミルズ・ムリアイナ | フルバック | 2003-2011 | 100 |
フルバックではありませんが、歴代人気キャプテンでも紹介したリッチー・マコウが凄いです。
キャップ数も1位ですし、その数にもビックリですね!
サム・ホワイトロックやアーロン・スミス、ボーデンバレットはまだまだ現役の選手です。
これからもキャップ数を伸ばして、活躍する姿を見せてくれるはずですよ。
さて、この11人の中にフルバックのポジションの選手は2人います。
その2人をこの後から紹介してきますね。
ミルズ・ムリアイナ
@ZebreRugby annunciano #AllBlacks Mils #Muliaina per la prossima stagione. Se è un pesce d'aprile vi denunciamo pic.twitter.com/DVB7B0dQ83
— la Mischia (@lamischia) April 1, 2015
ショーン・フィッツパトリック(1986-1997)が保持していた代表92キャップという記録を、2010年にリッチー・マコウとミルズ・ムリアイナが破りました。
その後、ミルズ・ムリアイナは戦績を重ね、フルバックとして初めて100キャップを達成します。
バックスの中心選手として長年活躍し、W杯3大会でプレー。
2011年に開催されたW杯では肩を負傷してしまいますが、精神的支柱として優勝に貢献しました。
オールブラックス引退後は、日本のNTTドコモレッドハリケーンズにも来てくれていましたね!
現在は選手エージェントの方面で活躍しているそうですよ。
ミルズ・ムリアイナのような大物から声を掛けられると、選手も感動して、次々契約を決めてくるのだとか。
ボーデン・バレット
男前すぎます( ;8;)#ボーデンバレット 選手#サントリーサンゴリアス#ten#かんさい情報ネットten pic.twitter.com/UFctQ9ruJ2
— ちやー(やは小さいやの発音) (@chachacha0927_) May 13, 2021
東京サントリーサンゴリアスに在籍していたボーデン・バレットも、100キャップ達成しました!
2022年現在では、101キャップです。
ボーデン・バレットは2016と17年に、2年連続で世界最優秀選手に輝きました。
W杯では2015年のイングランド大会で2連覇に貢献しましたね。
2019年W杯日本大会にも出場、2023年W杯メンバーの1人としても出場予定です!
現在もオールブラックスの中心となる主力選手として、活躍を続けています。
オールブラックスフルバック歴代通算得点
On This Day in 2002, All Blacks great Jeff Wilson announced his retirement from rugby 🙌
He formed one of the best back threes in test history 🔥 pic.twitter.com/SiXUPrmWpV
— Ultimate Rugby (@ultimaterugby) May 18, 2020
ここでは、通算得点の多いフルバックを紹介していきます!
まずは、歴代の選手の通算得点ランキングを確認していきましょう。
順位 | 名前 | ポジション | 期間 | 得点 | キャップ |
1 | ダン・カーター | フライハーフ | 2003–2015 | 1598 | 112 |
2 | アンドリュー・マーティンズ | ファースト・ファイブ・エイス | 1995–2004 | 967 | 70 |
3 | ボーデン・バレット | フルバック | 2012– | 703 | 101 |
4 | グラント・フォックス | 5/8,フライハーフ | 1985–1993 | 645 | 46 |
5 | アーロン・クルーデン | フライハーフ | 2010–2017 | 322 | 50 |
6 | カルロス・スペンサー | スタンドオフ | 1997–2004 | 291 | 35 |
7 | リッチー・モウンガ | スタンドオフ | 2017– | 275 | 32 |
8 | ダグ・ハウレット | ウィング | 2000–2007 | 245 | 62 |
9 | クリスチャン・カレン | フルバック | 1996–2002 | 236 | 58 |
10 | ジェフ・ウィルソン | フルバック | 1993–2001 | 234 | 60 |
またボーデン・バレットきましたね!
この得点の稼ぎ方から、今のオールブラックスにとっては無くてはならない存在なのでしょう。
クリスチャン・カレン
クリスチャン・カレンは、オールブラックス史上最も華麗な選手の1人として称されています。
その足の速さは強烈で、見るもの全てを魅了しました。
動画がありましたのでご覧ください。
😯 Name a better individual #SuperRugby try. We'll wait.
📽️: @skysportnz #25seasons pic.twitter.com/7I8aZWVfov
— Super Rugby NZ (@SuperRugbyNZ) April 4, 2020
この長距離をバテることなく駆け抜けるなんて、まさに圧巻です。
フルバックというポジションを利用して、相手の虚を突くプレイが得意だったようです。
足だけではなく、頭の回転も早いフルバックだったのですね。
ジェフ・ウィルソン
クリケットとラグビーの両競技で国代表選手に選ばれていた、ジェフ・ウィルソン。
クリスチャン・カレン、タナ・ウマンガと、90年代後半のラグビー界で世界的人気を博しました。
そのエキサイティングなプレーの一つが、精密なキックのテクニックです!
特に、チップキックと呼ばれる技で敵を翻弄し、多くの得点を稼いだと言われています。
オールブラックスとしては2度のW杯に出場、通算で60キャップを獲得しています。
オールブラックスフルバック歴代トライ
#OnThisDay 1964 : naissance de John Gallagher
Arrière des #AllBlacks (18 sél. 1986-89)
Champion du monde 1987 pic.twitter.com/gapu5U9Giq— This is not soccer (@thisisN0Tsoccer) January 29, 2019
ここでは、歴代のトライを多く決めたフルバックを紹介します。
まずは、オールブラックスで多くトライを決めた順にランキングにしましたのでご覧ください。
順位 | 名前 | ポジション | トライ数 | 対戦相手 | 日付 |
1 | マーク・エリス | センター | 6 | 日本 | 1995/6/4 |
2 | ジェフ・ウィルソン | ウィング | 5 | フィジー | 1997/6/14 |
2 | ウィル・ジョーダン | ウィング | 5 | トンガ | 2021/7/3 |
3 | ダンカン・マクレガー | ウィング | 4 | イングランド | 1905/12/2 |
3 | ジョン・ギャラガー | フルバック | 4 | フィジー | 1987/5/27 |
3 | クレイグ・グリーン | ウィング | 4 | フィジー | 1987/5/27 |
3 | ジョン・カーワン | ウィング | 4 | ウェールズ | 1988/5/28 |
3 | ジョナ・ロムー | ウィング | 4 | イングランド | 1995/6/18 |
3 | クリスチャン・カレン | フルバック | 4 | スコットランド | 1996/6/15 |
3 | ジェフ・ウィルソン | フルバック | 4 | サモア | 1999/6/18 |
3 | ミルズ・ムリアイナ | ウィング | 4 | カナダ | 2003/10/17 |
3 | シチベニ・シビバツ | ウィング | 4 | フィジー | 2005/6/10 |
3 | ザック・ギルフォード | ウィング | 4 | カナダ | 2011/10/2 |
3 | ボーデン・バレット | フライハーフ | 4 | オーストラリア | 2018/8/25 |
3 | ジョーディー・バレット | ウィング | 4 | イタリア | 2018/11/24 |
3 | ジョージ・ブリッジ | ウィング | 4 | トンガ | 2019/9/7 |
3 | デイン・コールズ | フッカー | 4 | フィジー | 2021/7/10 |
トライ数でもランクインをしていた3人が、ここでもランクインを果たしました!
トライをする積極的な立ち回りが、獲得点数にも現れているのでしょうね。
しかしボーデンバレット、凄いです。
ジョン・ギャラガー
🎥 THROWBACK | Ahead of the All Blacks clash in Dublin this weekend, rate this John Gallagher try out of 10 scored against Ireland in 1989. #IREvNZL 🇳🇿🇮🇪 pic.twitter.com/wIh10Xi0qY
— All Blacks (@AllBlacks) November 12, 2018
ジョン・アンソニー・ギャラガーは1980年代から1990年代にかけて活躍した選手です。
アイルランド人の両親のもとイングランドで生まれ、ニュージーランドに移住。
元は警察官です。
フルバックとして参加した1987年のW杯では、優勝しています!
オールブラックスであった期間には一度も負けていない、脅威の経歴の持ち主です。
1990年には国際ラグビー年間最優秀選手に選ばれました。
史上最高のフルバック、オールブラックスの1人として今も根強い人気の選手です。
オールブラックスフルバック2023年は?
☑️ウィル・ジョーダンさんのトライに大興奮のファン方😂スタジアムの光景を切り取った素敵な1枚😍📸#オールブラックス布教期間#allblacks pic.twitter.com/MZUclj6cdH
— ALL BLACKS番記者・黒猫 (@rugbykuronekoya) November 29, 2021
フルバックには積極性、足の速さ、頭の回転の速さ、オールマイティな立ち回りが求められます。
2023年のオールブラックスのフルバックにも期待が膨らみますね!
2023年W杯メンバーで紹介した通り、2023年のフルバックに選ばれた選手は以下の5人です。
- ケイレブ・クラーク
- レスター・ファインガアヌク
- ウィル・ジョーダン
- セヴ・リース
- ジョーディー・バレット
新しく入った20歳のレスター・ファインガアヌクの活躍も気になるところですね。
注目はトンガ戦で5トライを決めた、2021世界最優秀新人選手のウィル・ジョーダンでしょうか。
獲得点数もトライ数もランクインしているレジェンド、ジェフ・ウィルソンの推しメンです!
彼らは一体どんな迫真のプレイを見せてくれるのでしょうか?
2023年W杯でのオールブラックスの活躍が楽しみですね!

オールブラックスフルバック歴代レジェンド!まとめ
Matariki hunga nui | Bringing us all together ✨
Special afternoon for the Māori All Blacks connecting with the Kingitanga in Ngāruawāhia.#MABvIRE #Matariki pic.twitter.com/68YXEbjAWf
— All Blacks (@AllBlacks) June 23, 2022
オールブラックスの歴代フルバックを調査しました!
ただでさえハイレベルなオールブラックス。
それを支えた歴代のフルバックも驚異的でしたね。
調査したランキングに全てランクインしていたボーデン・バレットは2023年にも活躍します!
キャップ数もトライ数も更新していくことは、まず間違いありません。
新たな伝説が幕を開けようとしていますね。
これからのオールブラックスの活躍をどうぞお見逃しなく!
海外ラグビーも、WOWOW
なら日本での視聴が可能だにゃ!