オールブラックスのアディダスにはなぜ3本線が無い?その謎を解明!

ラグビーニュージーランド代表オールブラックスの大会着用ユニフォームは、アディダスです。

現在は、日本のデザイナー・山本耀司とアディダスの協業ブランドY-3がデザインしています。

オールブラックスのユニフォームをファッションデザイナーが手掛けるのは初の試みでした。

なぜ、アディダスが採用されたのでしょうか?

また、アディダス採用にも関わらず、アディダスのシンボルである3本線がオールブラックスのユニフォームに無いのはなぜなのでしょうか?

今回はオールブラックスのユニフォームにまつわる謎に注目していきたいと思います。

 

オールブラックスのユニフォームが全身ブラックなのはなぜ?

1882年、ラグビーニュージーランド代表が結成されました。

当時は繊維の色は主に原色であった為、ユニフォームの色の選択肢が無かったそうです。

1892年、ニュージーランドラグビー協会(New Zealand Rugby Union)が設立。

それまで様々な色が使われていた代表のユニフォームでしたが、色を統一しました。

当時のニュージーランド代表のパンツは白でしたが、トップスとソックスを黒に選択。

その後、パンツも黒にしたという流れです。

見事に全身黒に統一され、「オールブラックス」の名が定着しました。

それ以降は、ユニフォームの色を他の色にしようという案はどこからも出ていません。

(ホームでの対戦相手が黒に似た色の場合は、黒以外を着用しています。)

今ではニュージーランドの様々なスポーツチームが、黒のユニフォームを着用していますよね!

オールブラックスはラグビーだけではなく、ニュージーランドの誇り高い国民色であるように感じます。

 

オールブラックスはなぜアディダスを採用したの?起用理由を調査!

アディダスとオールブラックスは1999年に契約を結んでいます。

アディダスを起用した理由は、ソックスのラインがポイントだったようです!

ソックスのラインが3本線になったのをきっかけに、アディダスと契約を結んだそうですよ。

また、2019年のラグビーワールドカップでユニフォームのデザインを変更したのは、記憶に新しいです。

このデザインを手掛けたのは、日本のデザイナー・山本耀司とY-3です。

「ラグビーワールドカップの開催地が日本だった」ということで、山本耀司とY-3のコラボレーションが実現しました。

日本開催のラグビーワールドカップだから日本のデザイナーを採用する、なんて凄く粋ですよね。

山本耀司も世界的に有名なデザイナーでしたので、新ユニフォームはとても注目を浴びました!

このコラボレーションにより、アディダスは更に世界に認知される有名ブランドになりました。

ユニフォームに日本と関わりがあるだなんて、オールブラックスが一層魅力的に見えてきますね。

 

オールブラックスのアディダスにはなぜ3本線が無いの?

ソックスに3本線が入っていたことで、アディダスと契約を結んだはず。

3本線がアディダスのシンボルであることは、周知のことです。

ではなぜ、オールブラックスのユニフォームにはアディダスのシンボルである3本線が無いのでしょうか?

ユニフォームの規定については、ニュージーランドラグビー協会の総会で決まりました。

以降1991年までは、シルバーファーンをロゴにした黒のトップスと、ニッカポッカと言われる白いパンツがユニフォームとして着用されていました。

現在ではパンツも黒ですが、トップスのデザインは変わらず、伝統を大事に受け継がれています。

この伝統を重要視していることから、アディダスの3本線が無いのだと考えられます。

 

オールブラックスがアディダスにこだわるのはなぜ?

オールブラックスは、20年以上に渡ってアディダスと契約をしています。

実は少しずつ性能を改良してきているというのをご存知でしょうか?

2000年前後は半袖や長袖の人もいたり、生地には重たいコットンを使っていました。

2011年の改良時には強度を高め、軽量のモデルに変更しました。

2015年にはその強度を保ちつつ、更にフィット感にもこだわった製品を提供しました。

そして2019年のラグビーワールドカップの時には、それまでの強度とフィット感に快適性もプラス!

これには技術として「シームレス織り」を開発し、伸縮性のある布地「メカニカルストレッション」を採用。

前大会より25%の軽量化に成功したのです。

ラグビーという競技自体もプレーヤーも、日々変化しています。

体格や得意ポジションも様々。

プレーヤーのパフォーマンス向上の為の商品改良に向ける姿勢。

これが、アディダスが長くオールブラックスに愛される理由なのでしょうね。

 

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オールブラックスのアディダスにはなぜ3本線が無い?まとめ

オールブラックスがアディダスを採用するのはなぜなのか?

アディダスを採用しているのに、そのシンボルでもある3本線がオールブラックスのユニフォームに無いのはなぜなのか?

オールブラックスのアディダスユニフォームにまつわる謎が解明できたかと思います

アディダスの開発メンバーはラグビーファンであり、プレーヤーでもあるそうです。

アディダスが常に進化し、成長し続ける理由は、オールブラックスのいちサポーターとして彼らを応援しているからなんですね。

応援しているチームには、最高のコンディションで頑張ってもらいたいものですよね。

私もこれからも、オールブラックスとアディダスの活躍を応援していきたいと思います!